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診療科?部門のご案内
放射線室
診療内容
放射線部では、7名の診療放射線技師がX線や磁気を用いた画像検査を行います。和歌山市紀三井寺の県立医科大学附属病院との連携を保ち、常に高い水準の医療を地域の皆様に提供できるよう心がけて従事しております。また地域医療への貢献のため、近隣医療機関の画像検査依頼を広く受け入れております。
平成22年9月には、多くの方々のご支援により老朽化した病院の建替え、検査機器の全面的な更新を行いました。電子カルテ?オーダリングシステム導入により医師からの検査指示や、検査後の会計情報は遅滞なく各部署に伝達されるようになりました。
また放射線部で行われた画像検査データは、病院内の高速な情報ネットワークにより診察室の医師に届けられます。
これからも最新の機器により、正確で、そして少しでも快適な検査を受けていただけますよう努めてまいります。
脳MRI 拡散テンソル画像
腰椎 手術後CT
乳癌とリンパ節CT
脳血管CT
下肢血管
業務内容
一般撮影室
胸腹部や骨?関節のX線写真を行う撮影室です。当院では以前からX線撮影のデジタル化は行われていましたが、このたびフラットパネルディテクター方式(FPD)という最新のセンサー技術を搭載した機器を導入しました。このFPDは撮影から画像処理を瞬時に行い、検査のスピードアップと画質の向上に貢献しています。
CT室
CTはマルチディテクターCT(MDCT)とよばれる方式です。365体育app5年に導入したCTは80列に並んだ検出器により、速さと高精細の両方を実現した撮影を行っています。また、AI技術を利用した画像再構成により被ばく低減技術も搭載されています。高精細に撮影されたデータは、患者さんの体の3次元情報を持ちますので、専用ワークステーションにより様々な3次元画像処理を行い診療に役立てています。
MRI室
放射線部にありながら放射線を一切使わずに検査を行う装置があります。形は放射線を使用するCTとよく似ていますが、MRIは全く放射線を用いずに磁気と電波を利用して撮影を行います。1.5T(テスラ)という高い磁場強度を有するMRIを導入しました。この性能は旧病院にあったMRIと同等ですが、より高精度の電波を制御できるアンプを搭載しています。急性期の脳梗塞の検出、造影剤などの薬剤を用いずに痛みを伴わない脳血管撮影(MRA)が可能です。肩?膝などの関節には各専用受信コイルを完備しています。
手術支援ナビゲーションシステム
X線TV室
X線により透視を行う装置です。胃腸など消化管の透視を行ったり、骨折の整復に使用する装置として知られていますが、脊椎ケアセンターを有する当院では激しい腰痛を抑える治療(神経根ブロック)に最も使用します。また、脊髄手術の術前に不可欠な脊髄腔を撮影するミエログラフィ検査にも使用しています。ミエログラフィとは脊髄腔にX線に映る性質の造影剤とよばれる薬剤を注入し、脊髄腔を撮影する検査ですが、正確な造影剤の注入のためにX線透視しながら検査を行います。
血管撮影室
血管撮影装置は、まず血管中にカテーテルとよばれる細い管を頭部の近傍まですすめます。そしてX線に映る造影剤とよばれる薬剤を、カテーテルをとおして投与して撮影します。画像処理によって骨が映らないクリアな血管像が得られます。一般撮影室と同様に、この装置にも大型フラットパネルディテクターが搭載され、より低線量で広い視野の透視を行います。
骨密度測定室
胸部単純撮影の約5分の1にあたる線量の弱いX線を使用し、骨の強度を測定する検査です。骨密度測定法の中で最も定量性があるとされるDXA法という方式で測定します。骨粗しょう症の早期診断などに役立っています
回診用X線装置
病室から移動できない重症の患者さんのために、病室にて撮影が行える装置です。
マンモグラフィ
乳がんの罹患率は年々上昇し,これからますますマンモグラフィの重要性が増していくと考えられます。当院では従来の写真フィルムを使用せず、画像をデジタルデータとして処理し安定した精度管理が可能な、マンモグラフィ専用のデジタルX線システムを導入しています。一般的なデジタルX線画像より高密度な最小ピクセル50μm高精細マンモグラフィ画像を収集し画像処理を行います。このシステムにより乳がん早期発見の手掛かりとなる微小石灰化像を捉えます。当院はマンモグラフィ精度管理中央委員会の精度管理認定施設です。